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国際会議

第18回法整備支援連絡会

国際会議   2017/01/20 (金)  6:58 PM

昨年、日司連司法書士総合研究所の登録研究員として、「ベトナムにおける不動産関連制度及び取引実務」の研究をさせていただいたこと、そして一昨年のJICA法整備支援能力強化研修を修了した関係で、今年度のJICA及び法務省法務総合研究所主催の法整備支援連絡会に、昨年に引き続き参加させていただきました。
今回の連絡会では、ベトナム法整備支援プロジェクト開始20年を契機とした法整備支援の回顧と展望というものであり、昨年の私の研究委嘱テーマと大きく関係するところもありました。私が聴講したかった元JICA長期専門家の方々のパネルディスカッションでは、ベトナムだけでなく、ラオスやミャンマー、カンボジアやモンゴルといった幅広いモデルケースが挙げられました。

 

ところで、私がかねてから関心を持つ日本の法整備支援ですが、他のドナー国とは違い、被支援国のオーナーシップ性を大切にしながら、ともに悩みを共有してともに解決の道筋を模索していく支援方法を採っており、この方法はベトナム法整備支援において編み出され、今ではそれが他国における法整備支援でも十分に活かされています。中心都市だけを見るのではなく、地方の法整備実情を調査するために地方まで足を運ぶ日本の整備支援方法は、いつしか被支援国のCapacity Development (CD)を向上させるほど大切な存在になってきています。そして、実は、不動産登記法も法整備支援の大切な対象分野の一つに入っています。

今後もベトナムに限らず、他国の不動産登記制度の在り方を研究していきたいと思います。

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