成年後見 2013/02/27 (水) 10:53 AM
2月13日、京田辺市立社会福祉センターで、合同講座に参加してきました。
山城地域内の社会福祉協議会(社会福祉士の方含む)の方、弁護士の先生方、行政書士の先生方、そして司法書士が一斉に集まり、この地域内で、成年後見制度関係者として、個々の職種を通じてどのように連携していくかを考えていく講座でした。
これは、単に事例報告を聞き終わるだけでなく、プログラム後半に用意されていた「ワールドカフェ」というディスカッションがとても有意義な時間でした。
「ワールドカフェ」とは、グループ内で話しをする際に、”オープンカフェ”にいるような感覚でしゃべり、その中で気に留まった言葉や関心を持った発言を、各グループのテーブルに置かれている模造紙にどんどん書き込んでいき、制限時間がきたら、自由に別のグループへ移動し、談話していきます。最後に、元居たグループに戻り、別のグループでの話題を報告し、談話を続けるといった、本当にアットホームな雰囲気の珍しいディスカッション形態でした。
中でも、地元の社会福祉協議会の方とお話しをしていると、一例として、低所得者の方について専門職に後見人をお願いするには、報酬の面で躊躇されているようでした。市町村によっては、使える助成制度、使えない助成制度があり、なかなか目の前の課題を克服できずに足踏みされていると思います。それが、報酬の面であるならば、ちゃんとフォローできる制度が別にいくつかあることを説明させていただくと、少し安心していただいたようでした。
今や「成年後見制度」は新聞紙上等でもよく飛び交っている言葉になってますが、まだまだ実体まで、社会的に深く浸透できていないと感じました。
ここで、現場の方の声を聴くことができたのは、一般の方の声を聴くことができたのと同じくらい大切なことだと思っています。地域連携で最も大切なことは、親族とのつながりはもちろんのこと、各専門職同士のパイプがどれだけ深くつながっているかで、助け合える割合も大きく異なってくるということ、改めて実感させられました。
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